夜行バス〜彼からのラブレター〜
彼が地元から夜行バスに乗って戻ってくる。

だから私は彼の到着予定の前夜に実家から戻ってきた。


部屋に入ると・・・

彼からのクリスマスプレゼントと手紙がテーブルの上にあった。

実はクリスマスプレゼントに何が欲しい?と聞かれて私は「手紙」と答えた。

誕生日に指輪を貰ったから欲しいものが他に思いつかなかった。

冗談で「マグカップが1コしかないから欲しい」とも言っていたんだけど。
(夢がないって却下された・・・汗)

クリスマス急遽彼とあたしの実家へ行くことになって手紙もプレゼントもうやむやになってた。
(あたしは書いてあったんだけどね)

彼はお金ないし、手紙は欲しかったけどしょうがないって諦めてた。

だからテーブルの上に置かれた手紙とプレゼントにはびっくり。

そういえば、年末あたしが実家に帰省した後、彼からメールで「月の部屋に忘れ物したから寄ってくわ」ってメール着たっけ。

どうやらその時に置いてったらしい。・・・にくい演出してくれるぜっ(笑)

嬉しかった。何度も手紙読んで泣かされた。

付き合って1年とちょっと。こんな沢山の彼の文字は初めてみた。

男らしい(?)汚い字で、書き間違えた文字を無理やり直してるところも手書きの醍醐味って思える。笑)

今まで何百ってメールを彼から貰ったけど、その何百のメールよりも嬉しいし体温が伝わってくる。

彼からの手紙はラブレターというより感謝状に近かったけど、最後に

「俺のそばにいてくれてありがとう。そばにいてくれることを一番感謝します。」

て言葉が最高の愛の言葉だよね?

あたしも傍にいさせてくれる事、感謝してるよ。ありがとうね



そして朝7時過ぎ。

アパートの階段を上がる音。鍵の音。

本当はそこで目が覚めたんだけど、眠っているフリ。

彼氏が歯磨きしてスウェットに着替えてそっとベッドに入ってくる。

あたしを起さないようにそぉっと。

かすかに触れた彼の足は氷のように冷たい。

当たり前だよね、真冬の早朝、駅から徒歩10分だもん。

冷たい手足をあたしに触れないように擦り合わせる彼が可愛くて愛しくて背中からぎゅって抱きしめた。

氷のような手足に湯たんぽ代わりのあたしの手足。

徐々にお互いの温度が近づく。


胸がいっぱいで「手紙ありがとう。」って言うのが精一杯だった。

10日ぶりの彼の背中、温度、指、耳、長い睫、くせっ毛・・・

何も変わってなくて何だかほっとした。


彼の卒業研究提出が近いから、またしばらくは会えないけどそんなときは手紙を読み返そっと。

これから毎日、研究室に泊り込みらしいけど頑張って!!


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 『ゆず茶』

初めて飲んだのは韓国で。

ゆずを蜂蜜に漬けたようはジャムなんだけどこれが美味しい。

ほんのりした甘さにゆずの香り

皮ごと漬けてあるから実はほろ苦くて美味しい。

ちょっと風邪気味の時なんてお湯で割れば体がぽっかぽか。

あたしのお気に入りはゆず茶+黒糖焼酎です☆

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